明日もある !凸凹家族

カサンドラ症候群です。自閉症スペクトラム、ADHDの子ども育児について綴っていこうと思います。

初詣:吉凶禍福!

子どもがおみくじを引いたら大吉でした!
私は中吉。まずまずです。
夫はおみくじは引かない。引くのが怖いそうです。
何が出るのかわからないのが嫌らしい。悪いのが出たら気分が悪いので、はじめから引かないそうです。あー、自閉症あるあるって感じで。絡むことはせず、さらっと受け流せるようになりました。私の常識と、彼の常識は違うので。


私が身内のためにお守りを購入している間。
彼はいっつも、離れて人がなるべくいない場所で立って待っていてくれます。
子どもがいない時代もそうでした。大変さびしく感じたのを思い出します。
でも、男の人ってそんなもの?そういう人もいるかなって、受け流し続けて結婚してしまいました。でも、それまで交際した人はそうではなかった。一緒に楽しんだり、一喜一憂したり、心から私を励ましてくれました。彼はいつも、ただそこにいるだけ。
そこにいるだけ、変わらない人。それって安心感があります。
私がいわゆるボーダー(境界性人格障害)っぽい20代だったので、不安定さがありました。交際する人を無理やり疲弊させて、私への愛情を測ったりしていました。
父親がアルコール依存症(仕事はちゃんとするタイプ、亭主関白タイプ)だったので、その影響か。元来の私の性質からかは分かりませんが、今では私自身のボーダーっぽさは皆無です。


彼はそういうのに引きずられない・・・安定感がありました。
私は彼と8年間も交際して、揺らがない安心感を得ることが出来たように思います。
男の人に絶対はないといいますが。絶対に彼は浮気をしない人柄です。
アスペルガーの本で、浮気しない。(でも女性との交際を隠さない)ことを読んだ時に、これだ!って思いました。結婚以前の話ですが、明らかに好意を示す女性からのメールを見たことがあります。彼は返事に困って、私に見せてきたのですが・・・。ハートマークついているし、歪曲な表現が多いけれど、鈍感な彼は気づいているのかいないのか・・・。相手の女性が中途半端なメールを返されていて、気の毒に思う程でした。


安定型と不安定型が付き合うと、不安定型は安定するそうです。
でも、不安定型が成長してしまうと、安定型では物足りなくなるらしい。
心当たりがあります。
私は、彼と出会ってから進学したり、昇進したりといいことが多かったのです。
だから、彼に対する恩返し的な気持ちもあります。
子どもが生まれる・・・。大イベントと、子育て。その大変さがなければ、いまでも、彼と心地の良い距離感で愛し合えていた可能性もあります。(別居がベスト)
私が母となり、成長したこと。現実的になったこと。それらが、彼との溝を深めている気がします。

奈良の春日大社へ初もうでに行きました。
元日の早朝から出かけることが出来ました。
彼は初詣にいく意義が見いだせない人です。
私が行きたいから、合わせてくれていくのです。
混んでいるのが嫌い。だから早朝になりました。
急いでいるわけではないのに、どの場面でも急ぎました。混むのが嫌だから。
夫がかなり先を歩くと、子どもが不安になり、何度も尋ねてきます。
「パパは?」。「パパはどこ?」
出先で(彼が)迷子になったり、先に電車に乗ってしまって置いて行かれたこともあります。正確にいうと、彼が勝手な行動をして、はぐれたりしたことが何度もあります。
(でも悪いのは、私達です。子どもがいて、足の遅い私が悪いはずがありませんが。)
出先で怒って、先に帰宅されたこともあります。
ですので、多少のことでは私はひるまなくなりました。むっとはしますが、お金もあるし、自宅には帰れるから大丈夫。子どもは私とセットであれば安心ですと言い聞かせています。私と子どもが幸せならよいのです。


今回、夫が成長したな。と感じたのは。
私と子どもを待つことが出来たことです。
といっても、見えなくなるほど先で、突っ立って待っているのですが。待っています。
以前は、それはできなかったことでした。


子はかすがい。この言葉が出はじめたら、離婚ありうる。と思いますが。
子は、先に進んでいる夫と、後方にいる私の間を走って行ったり来たりします。
どちらの心もつなぎとめようとしているのがわかります。
かわいそうですが、私も自分のペースがあるので走っては坂道は登れません。


おみくじを見る余裕ももらえず、夫はどんどん歩きます。
私は自分のおみくじは見て結んできましたが。
子どものは見る余裕はなくて。電車で読んであげるからと、夫は約束していたのに忘れていました。私が電車内で取り出して、夫に手渡して、優しい口調で読んであげるようにと言いました。言い方を間違えると、機嫌を損ねてしまうので、私の目的が達せられません。


夫は、目的地に行く場合は、他のことは目に入りません。
初詣に行く場合は、初詣のみ。
シカに鹿せんべいくらいあげたかったのが心残りです。
今度、行く機会があれば我慢しないで、シカには鹿せんべいをあげたいです。
こういうちょっとしたことで、自分の気持ちに蓋をすることが、地味に自分をないがしろにしていく癖をつけてしまい、うつ病になってしまうのだと思います。ついついやってしまうのですが、私を大切にすることを心がけなければいけないと思います。


夫の憎めないところは。
実家への手土産に3,000円もする紅白イチゴを買ったこと!
こんなに高価なのに!?即決でした。
しかも、熨斗なしなのがこだわりらしい・・・。実家でも、こんなに高価だったら熨斗紙つけるよね・・・普通は。レジ係りの人にも、何回も確認されていました。
案の定・・・実家の家族も鈍感なので、高級なイチゴだとは思ってくれず。
ちらっと見ただけで、お仏壇行き・・・。
かわいそうなのは、子どもでした。
食べたかったらしい。そりゃ、そうです。私も食べたかったです。
期待するのは、浅ましいので、食べれるかはわからないよ。手土産だからね。と説明していたものの・・・。食べることはできませんでした。
子:「美味しかったかなー?」と尋ねてくる子ども・・・。それの相手をする私の身になってほしいよ。夫の気持ちなんてわからない。
子:「パパ、どこにいるのかな?」とか、「パパ、なにしているのかな?」とか、私に聞かなくなる年頃になってほしいです。


春日大社周辺では、鹿に注意の珍しい看板があります。
ずーっと遠くに青いジャンパーの子が見えますか?あれがうちの子です。
夫は、さらにそのずっと前方を歩いています。
混むのが嫌で、早く帰りたいという一心です。
子どもは私と、夫の間を行ったり来たり。子どもも大変です。


随分と曲がっている木を見つけました。
曲がっているけど、古木っぽい。さらに上昇して生えている!!!
みた瞬間、オーラを感じました。
うちの子も曲がりながら、上に伸びていく木であってほしいな。と思い、記念写真を撮りました。


私の中では、ただの晴れやかな初詣ではなかったけれど。
家族三人で初詣に行く。という目的は達成できたので、良かったと思います。
年末年始は、夫なりに気づかってくれたり、私へのサービスもしてくれました。
だから、憎めないところがあるのです。
このアスペルガーってやつは、大変ですが。
仕方がありません。
私と夫は他人ですし。同じ体ではありません。
理解できる間柄ではないのです。
夫に腐心するだけ損ですので。
私と子どもが幸せになればいいのです。
夫は、私と子どもが絡んでいることを見ていると、幸せなようです。
でも、私が喜んでいるのか、困っているのか。
見ただけではわからない。からみつく子どもに、場違いな怒り方をしてしまうこともあります。あれ?今は、母は楽しんでいたんだけど・・・。
仕方がありません。洗濯した衣類か、洗濯していない衣類かの判別もできない人なのですから。母の心中など、察することができるはずはありません。

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