明日もある !凸凹家族

カサンドラ症候群です。自閉症スペクトラム、ADHDの子ども育児について綴っていこうと思います。

診断名。受容できてる?できていない?

先週、今週と、受診する機会が多くありました。
そこで、今日も受診したのですが、質問してみました。


ADHDは動きが激しく落ち着きがないので、診断にも納得はできるのです。
保育所で、集団適応できているのは、過剰適応状態だと説明を受けています。
過剰適応なので、ストレスを抱えているので家庭で(母に)荒れるそうです。
でも、自閉症スペクトラムはどうなんだろうかと・・・。


私がイメージしていたADHDはとにかく自制できないほど多動という感じ。
多動すぎて、例えば絵本の読み聞かせができない状態とか。
立ち歩きが酷過ぎてご飯が食べられない状態とか。


うちの子のように、絵本の読み聞かせが出来たり。
座っている場面で座れていても、やっぱりADHDなんだなと。
少し気持ちが落ち込む感じです。


確かに自宅では動き回って、寝ころんだり、遊んだりして。
なにかと忙しい子です。一生懸命に集中して遊びます。
過集中もよく見られます。それなりのクオリティで色々、レゴとか完成させて次の遊びにうつります。次から次へという感じですが、やりかけは少なく。
てんでバラバラという感じではありません。


食事は小食で、身体も小柄です。
体重が伸び悩んでいます。離席、食べ歩きばかりです。
母が気にして、ある程度は介助して食事量を保っている状態です。
一回の食事で、お箸は3回は落とすし。
外出時の落ち着きのなさは、ADHDと受け入れざるをえません。
だからADHDは納得。


自閉症スペクトラムは、なんだか。
納得できる部分と。そうでない部分とあって。
特に、以下の二点が一般的な自閉症スペクトラムの症状と違うので、尋ねてみました。


①視線がばっちり合う事。
一般的には視線は合わないと、本には記載されていますよね。
視線が合いすぎる。つまり、相手との距離感がとれていない状態らしいです。


もっと幼い頃によそでとった、K式テストの結果もすこし見せてくれながら説明をしてくれました。対人関係が苦手な子です。
対面すると逃げ出したり、プレッシャーを感じやすい子です。
自分からはグイグイ行きますが、関係を続けるのが下手で。
相手が入ってくるのを嫌がるような感じがあります。


普通の定型発達の人だと、視線が合いすぎるとそらすのが普通だそうです。
視線が合いすぎると、失礼な気持ちになって、自然とそらしてしまうものらしい。
確かに。納得できます。
相手のことではなく、自分都合で、知らない人にバイバイしたり。声をかけてみたり。気を引きたい言動をとって、ヒヤヒヤすることがたまにあるので。
視線をそらさない。だから、私も監視されている感じを受けるのかもしれません。
実際に、居眠りしたり、追視を怠ると大声で呼ばれるので、監視されていると思いますが。子どもだから、澄んだ瞳でかわいい感じですが。
たしかに大人でも、瞬きが少なくて、視線を外さない人は、プレッシャーというか変な感じがする人がいます。隠れ自閉症スペクトラムかもしれませんね。


②発語が早かった件
自閉症スペクトラムの一般的な症状として、言葉の遅れがよく言われますよね。
私の周囲でも、言葉が遅くて、発達テストを受けることになったというのはよく聞きます。
共働きで忙しくて、気持ちも病んでいたので。
はじめての言葉が何だったのか?忘れてしまっています。
でもすっごく早くて。二歳になった頃にはぺらぺら大人のように話していた記憶です。
身体は赤ちゃんみたいに小さいのに、不相応にぺらぺら喋っていました。
スーパーで会話している最中、知らない人に驚かれたことが何回もありました。


医師によると、母子のみで通じる会話(他人が聞いても聞き取れない会話)だった可能性もある。母が意味をくみ取って、会話が成り立っていたということ。
(例:にゅうにゅう、牛乳という意味)
それと、自閉症スペクトラムの中には極端に発語が早いタイプがやはりいるそうです。


うちの子がADHDで、自閉症スペクトラムという診断名をいただいたこと。
診断当初は、解決策が見えた気がして、ほっとしたのですが。
やはり、こんなに普通っぽいのに障害があるのか・・・と。
やはり、否定したいような。受け入れられないような気持ちもまだある様です。


私がただ勘違いして、困っているだけではないのか。
私が育児ノイローゼっぽくて、被害妄想的だから。私の勘違いなのではないかとか。


でも信頼できる医師がそういうなら、やはり誤診ということはなさそうだし。
しかも、母は注意力があると思っていたのに。
注意力(メモリー的な)のなさも、ちゃんと指摘していて。しかもその後、それが問題となる出来事なんかも出てきたので。(つまり、予言していたということ。)
信じることが出来る医師だとは思っていますが。


今日の質問時、時間の許す限り付き合っていただけました。
医師は、私の気持ちを見透かしていたのだと思います。
私が書いた、初回診察時に持参した大量の問診票を見せてくれました。
どの項目にも、自閉症スペクトラムの項目に丸がついていて。
あらためて見てみると。自分が書いたものだけに、認めるしかありませんでした。
余白に、困った症状を書いていたのですが。
受診を検討するほど困っていた時期は、神経質な症状がかなり出ていたので。
感覚過敏からくる、その神経症的な症状も、自閉症スペクトラムそのものですと、断言されました。


連れていった時も、つぎはぎだらけのズボンを履かせていたので。
(やわらかくて、同じズボンばかり着たがる。他のを着せると嫌がるので、やぶれたところを、つぎあてして繕って着せています。今時、なかなかないほどボロボロ。)
子ども後ろ姿、ズボンを見ながら・・・。
やっぱり、診断を受け入れざるを得ないんだなーという思いになりました。


救いは。
発達障がいは、障害というより。
「発達症」と捉えて下さいと説明されました。


ある分野で活躍されている著名人の実名をあげてくれました。
その人は、テレビで見ていて、医師が発達障害があると感じているそうです。


感覚過敏があるタイプは、その過敏さに得意分野が隠れている。
その分野を見つけてあげて、支援することで成功する可能性もある。


そして、なにより我が子のいいところいっぱいある様子を伝えてくれました。
母が一番よく知っているでしょうと。


立ち去る時に、私の腰痛の心配までしていただき。
抱っこが多くて、さらに腹筋も弱っているので。
(以前、教えた腰を反らす、腰痛体操を継続してねと。)


気持ちが明るくなりました。
ぼちぼちっと、やっていこうと思います。

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