明日もある !凸凹家族

カサンドラ症候群です。自閉症スペクトラム、ADHDの子ども育児について綴っていこうと思います。

とにかくよく泣く赤ちゃんだった

もうすぐ息子は6歳になります。
赤ちゃんの頃から、なにせよく泣く、泣く、泣く子でした。
初めての子だったので、母乳育児をしたくて一生懸命でした。
母乳って、勝手に湧き出てくるもんだと思っていたけど。
それは限られた人だけで、たいていの母親は乳児に吸ってもらうことで、出るようになっていくのですね。やっきになって、おっぱいと赤ちゃんと闘っていました。
生後一か月健診で、あんまりよく泣くので母乳不足を心配していましたが、
順調に体重増加していると聞いて安心しました。
他にも、歩きはじめるまでにも気になることはあったのですが。
またの機会に書きますね。
ともかく、自閉症スペクトラムの診断がついて、お医者様の説明を受けていると、全てがつながって理解することができます。


生後2か月の時・・・。はっきりと覚えています。
私をギーッと睨みつける表情。というか、目つきですね。
まだ、笑い返したりもしないような時期でした。
この子は、私のことを憎んでいると思いました。
この子は、私のことが嫌いなんだと思いました。
食卓の上に、母乳を与える時用のU字枕を置いて、寝かせてみました。
少し離れた場所から見ていたら、泣きもせずに私を睨みつけていました。
私も産後うつのような状態だったので、私の方が子どもを睨みつけた。だから、赤ちゃんも私を睨みつけた。と、乳幼児までは親子の関係は鏡ですよ。と説明を受けて納得です。
それでも、その時の私は、自分は赤ちゃんを愛していると思っていたし。必死になっていたのだけれど(家事や、お金の心配、夕食の支度、うまくいかない母乳育児)、自分に問題はないと思っていました。敏感すぎる子どもだから、感じ取っていたのですね。


朝も、昼も、夜も、泣かれて。しかも、大声でパワーありすぎ。おろおろしていました。
今、思えば。夫も、私も、子どもも聴覚過敏があり、耐えられなかった。
後々に、耳栓育児をするようになったのですが。罪悪感がありました。
子どもの泣き声(訴え、要求)に、蓋をするなんて!もってのほかではないかと。
でも、大丈夫です。耳栓していえても、ちゃんと聞こえます。
しかも、マイルドに聞こえるので、赤ちゃんの泣き声で慌てる人には、おすすめします。


所帯をもったばかりで、小さなマンション暮らしでした。
鉄筋コンクリートの壁で。
赤ちゃんの声が、かなり反響する部屋でした。
となりの家の音は、全く聞こえない部屋。
他にも、赤ちゃんの泣き声や親の怒る声、生活音が聞こえたら。
私だけではないと思えたかもしれません。
安心できたかもしれません。


体験したからこそ分かること。
インターネットや、書籍からの子育て情報だけではだめでした。
人間が、一言でもいい。大丈夫よ。と言ってくれる有難さ。


うちは保育所に入ることができたので、生かすことができました。
夫と激しい夫婦喧嘩の末に、保育所に入れました。
一か月間だけは託児所へ入れました。
生後5か月の時です。なんと、一か月で五万円もしました。
しかも、すぐに熱を出すので預けたのは半月程です。


泣き声がうるさかったと、虐待する人がいますね。
私には他人事だとは思えない。
虐待するかしないか。一線を越えるか、越えないか。
そこは違うにしても。
赤ちゃんの声が耳障りで、ベランダから投げ捨てたくなったのは私です。
そんな自分が怖くて。起床したら、まずは外出着に着替えて、一日中、ベビーカーでウロウロしていました。季節は、秋、冬へと変わりました。
こんな暑い中、散歩?
こんな寒い中、散歩?人には、いろんな事情があるのです。
天候が厳しい中、お散歩している人をみると。
胸がしめつけられます。

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